営業として結果を出してきたものの、「社外の人と関わる仕事は好きだけど、数字に追われる働き方から離れたい」「会社の魅力を伝える仕事がしたい」と感じ、広報・PR職への転職を考える方が増えています。実際、広報・PR職は未経験からの転職者を歓迎する求人も多く、営業で培ったコミュニケーション力や関係構築力が高く評価される職種のひとつです。とはいえ、営業と広報・PRでは仕事の進め方や評価軸が大きく異なるため、事前に仕事内容や注意点を理解しておかないと「思っていたのと違う」と後悔することにもなりかねません。この記事では、営業から広報・PRへの転職可能性、仕事内容の違い、営業経験の活かし方、そして転職で後悔しないためのポイントを解説します。

営業から広報・PRへの転職は可能?結論と需要が高まる背景
結論として、営業から広報・PRへの転職は十分に可能です。近年、多くの企業が採用広報・SNS発信・オウンドメディア運営など、対外的な情報発信に力を入れるようになったことで、広報・PR担当者の採用ニーズは増加傾向にあります。特にベンチャー・成長企業では「広報専任者がいない」「一人広報を採用したい」というケースも多く、地道な業務経験が浅くても、社外との折衝経験や自社サービス・業界知識を持つ営業出身者は歓迎されやすい傾向にあります。ただし、大手企業や広報部門が確立された企業では、マスコミ対応経験やメディアリレーションのスキルを求められることもあるため、応募先の企業規模やフェーズによって難易度が変わる点は押さえておきましょう。
特に「未経験可」の広報求人では、社数十名〜数百名規模の企業や、これから採用広報・SNS発信を強化していきたいフェーズの企業が多い傾向にあります。応募先を選ぶ際は、企業規模だけでなく「広報担当が自分一人だけなのか」「マーケティング部門と兼任なのか」といった体制面も確認しておくと、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
広報・PR職の仕事内容とは?種類ごとの違いを理解する
広報・PRとひとことで言っても、担当する対象によって仕事内容は大きく異なります。転職前に、自分がどの領域を目指すのかをイメージしておくことが重要です。
| 種類 | 主な役割 | 具体的な業務例 | 営業経験の活かしやすさ |
|---|---|---|---|
| 社外広報(PR) | メディアへの情報発信、企業イメージ向上 | プレスリリース作成、メディア対応、イベント企画 | ◎(対外折衝力が直結) |
| 社内広報 | 社員のエンゲージメント向上 | 社内報作成、経営陣メッセージの発信、社内イベント運営 | ○(傾聴力・調整力が活きる) |
| IR広報 | 投資家・株主向け情報開示 | 決算説明資料作成、株主総会運営 | △(財務知識の習得が必要) |
| 採用広報 | 採用力向上のための発信 | 社員インタビュー記事作成、SNS運用、会社説明会 | ◎(社外との折衝・魅力訴求が活きる) |
営業経験は広報・PRでどう活きる?活かせるスキル5つ
営業経験は一見、広報・PRとは畑違いに思えるかもしれませんが、実際には多くのスキルが応用できます。
- 傾聴力・ヒアリング力:経営陣や各部署から情報を引き出し、発信内容に落とし込む力
- 関係構築力:メディア関係者や社内外のステークホルダーと信頼関係を築く力
- 提案力・企画力:営業提案の経験は、広報施策の企画立案にも応用できる
- 数字への意識:PR効果を可視化し、施策の成果を説明する力
- タフさ・継続力:反響がすぐに出なくても粘り強く発信を続ける力
未経験から広報・PRへの転職で後悔しやすいポイント
広報・PRは「華やかな仕事」というイメージを持たれがちですが、実際には地道な業務が中心です。転職後に「思っていたのと違う」とならないよう、以下の点は事前に理解しておきましょう。
- 成果が数字に表れにくい:営業のように契約数・売上といった明確な指標がなく、成果を実感しにくいと感じる人もいます
- 地道な作業が多い:プレスリリースの文章作成、資料の校正、日々の情報収集など、地道な作業の積み重ねが大部分を占めます
- 社内調整に時間がかかる:発信内容について各部署や経営陣の確認を取る必要があり、営業のようなスピード感で物事が進まないことがあります
- 給与水準が下がるケースがある:企業規模やポジションによっては、営業職と比べて年収が下がる可能性がある点も考慮しておきましょう
こうしたギャップを防ぐためには、転職活動の段階で「なぜ広報・PRをやりたいのか」を自分の営業経験と結びつけて言語化し、面接でも地道な業務への理解があることを伝えることが重要です。「発信して終わり」ではなく、地道な情報収集や関係構築の先に成果があるという広報・PRの本質を理解した上で応募することで、入社後のミスマッチを減らせます。
広報・PR職に必要なスキルの伸ばし方
未経験から広報・PRへ転職する場合、文章力や情報発信の基礎知識を事前に身につけておくと選考でも実務でも有利になります。SNSでの発信を個人で始めてみる、業界のプレスリリースを読み比べて型を学ぶ、PRプランナー資格の勉強をしてみるなど、できる範囲で準備を進めておくと転職活動でのアピール材料にもなります。また、広報は一人で完結する仕事ではないため、社内の様々な部署と連携しながら仕事を進める経験(営業であれば他部署との調整業務など)も、面接でしっかり言語化できるようにしておきましょう。
営業から広報・PR転職を成功させるには、転職エージェントの活用がおすすめ
広報・PR職は求人数が営業職ほど多くなく、非公開求人として扱われるケースも少なくありません。また、未経験可の求人では職務経歴書での「営業経験の広報的な言い換え方」が採用可否を左右することも多いため、広報・PR領域を含む転職支援の実績が豊富な転職エージェントに相談しながら進めるのが効率的です。エージェントを活用すれば、非公開求人の紹介はもちろん、未経験からのアピール方法についても客観的なアドバイスを受けられます。
相談する際は、「広報・PR職の求人を紹介してほしい」と伝えるだけでなく、営業時代の実績(担当した顧客層、提案内容、社内外との調整経験など)を具体的に共有しておくと、より広報・PR職にマッチした求人紹介や書類添削を受けやすくなります。複数のエージェントに登録して、自分に合ったアドバイザーを見つけるのも有効な方法です。
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未経験の異業種転職なら、まずはプロに相談を
「営業から広報・PRへの転職、何から始めればいいかわからない」という方は、転職支援サービス「Backup Carrer」への相談がおすすめです。未経験からのキャリアチェンジに詳しいアドバイザーが、あなたの経験の棚卸しから求人紹介、書類・面接対策まで無料でサポートしてくれます。
広報・PR以外の異業種転職先についても、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
- 「営業から人事へ転職は可能?未経験でも歓迎される仕事と後悔しないポイント」
- 「営業からマーケティングへ転職は可能?未経験でも歓迎される仕事内容と後悔しないためのポイント」
- 「営業から総務へ転職は可能?未経験でも歓迎される仕事内容と後悔しないためのポイント」
- 「営業からバックオフィス職への転職は可能?事務・経理・総務・人事の違いを徹底比較」
商品やサービスを企画する側の仕事に関心がある方は、「営業から商品企画・事業企画へ転職は可能?未経験でも歓迎される仕事内容と後悔しないためのポイント」もチェックしてみてください。企画と広報は連携することが多く、キャリアの選択肢を広げる参考になります。
広報・PR職は広告代理店と協業する機会も多い仕事です。「営業から広告業界(広告代理店)へ転職は可能?未経験でも歓迎される仕事内容と後悔しないためのポイント」もあわせてご覧ください。
まとめ
営業から広報・PRへの転職は、コミュニケーション力や関係構築力を武器に十分に実現可能です。ただし、成果の見え方や業務スタイルが営業とは大きく異なるため、仕事内容への理解を深めたうえで、後悔のない転職活動を進めましょう。


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